誰でも、失敗しないで成功できる方法があるならその方法をとると思います。しかし、実際、何かをしている以上失敗を避けては通れないです。
失敗がもたらすもの
小学生〜高校生の頃に間違ったことを言って、クラスで笑いが起こって恥ずかしい思いをしたことがあります。
また、そのような光景を見てきました。なぜ、恥ずかしい思いをするのかはうまく説明できません。プライドが高いからでしょうか?
会社員になると、何か失敗すると必ず上司に伝えなければなりません。
そのような時に、恥をかくのが嫌で報告が遅れてしまったり、最悪報告しないケースもあります。
それが続くと、失敗しないために新しいことに挑戦したり、会議での発言を控えるようになってしまいます。
短期的に何かを失う
失敗すると、対外要素ー成績、評価、信用、信頼、資格、職などを失う恐れがあります。
また、対内要素ー自信を失うこともあります。落ち込んで、数日から数週間、中には
「あの時、ああしていればなぁ」
と何年も悔やむ人もいるでしょう。このように失敗することで何かを失いますが、失うだけなのでしょうか?
失敗から、大きな学びが得られる
失敗したということは、何か原因があるはずです。その原因がわかり対策すれば、次に同じ失敗をすることはないはずです。
これは大きく成長できるきっかけになります。自分の実力のなさに落ち込んだままでいると非常にストレスになります。
成長するためにはこのストレスに立ち向かって、対策を練りながら自信をつけていくしかありません。逆に、ストレスに押しつぶされてしまっては、もう失敗したことをやれなくなります。他のことにも悪影響が出ます。
僕は、結構恥ずかしがり屋で、人前で話すときは緊張して言葉がブレます。話終えた後は、
「また緊張してしまった。言葉がブレブレだったなぁ。まだ場数と練習が足りないのか」
と思います。
スピーチは対策を練っても、すぐにプロのように、淀みなくスラスラ喋れるようになりません。でも、僕の理想は、スラスラとスピーチできる自分です。
このプレッシャーに負けて、スピーチを放棄したら、もうスピーチをしない人生を送るしかありません。それだけは嫌なので、その失敗をバネにして今以上に対策と練習に励むしかないんですよね。
カーネギーの『心を動かす話し方』という本の、「スピージが苦手な人でも上手くなれる」という言葉で自分を鼓舞したり、練習を繰り返して上手くなっていく自分を褒めることで成長していくようにしています。
失敗そのものを情報として販売できるため、失敗には価値がある
失敗を自分の価値として、それを売ることでビジネスになります。例えば、
- スピーチが苦手だった人がスピーチの先生になった人
- 人見知りだけど芸人になった人
- お人好しだったけど、アルバイトの接客を経験して明るくなった人
- 今は細身のインストラクターだけど、以前は太っていて何度もダイエット経験をしたことがある人
子どもの頃から苦手だったことを、職業にしている人は意外にいます。苦手と思うほど失敗経験は多いと思いますが、それを克服できたということは非常に価値があります。
何もしないリスク
「〜は怪しい」
「〜は私には向いていないと思う」
「ん〜。なんか怖いな」
と言って、何もしないことは一番のリスクです。
何もしなければ、失うものもはありませんが、得るものもありません。経験は大きな財産です。
失敗の価値を見直す
ビジネス思考がある人は、失敗を恐れずとにかくやります。失敗しても次に活かせばいいのです。
「こういうことで失敗したから、次からはこうした」という失敗談には価値があると知っているので、その失敗談を本やセミナーのネタとして売ることができます。
失敗しても感情に流されず、理性で対応していくことが成長し続ける鍵だと思います。失敗しても前向きに捉えましょう。