先日「運び屋」と「映画のおそ松さん」の映画を観ました。
今回はその感想を述べます。ネタバレあります。
運び屋

あらすじを知りたい方は「運び屋」を参照してください。
”資金繰りができなくなってどうしようもない時、違法な仕事でも引き受けてしまうのか?”と自問しました。主人公の90歳の男アールは2回目か3回目の仕事の途中に運んでいるブツを確認して唖然とします。麻薬でした。
それでも、アールの実力を認められて少しずつ運ぶ量が増えるとともに報酬も上がります。ただ運ぶだけ、同じ作業を繰り返しているだけでです。
アールは稼いだ金を自分の為だけでなく孫や人にも気前よく使っていました。
アールが麻薬組織のボスの邸宅に招待された時は、まだ若いメンバーに「大切な人生の為にこの組織を離れた方がいい」とアドバイスするシーンもありました。
娘の結婚式の時は、仕事を優先して参加しませんでしたが、最後の運び屋の仕事をしている最中に妻の容体が悪化した知らせがあった時は、仕事を放棄して妻の元に駆けつけました。過去最大量の麻薬を運ぶ仕事で、達成すれば報酬も多かったのですが、報酬よりも大切な人を優先する行動に感動しました。
僕も仕事を優先しがちな面がありますが、身近な人を大切に想う気持ちは常に持って行きたいと思います。
最終的に捕まり法廷の場で自分を弁護する発言はせず、潔く「私は重大な罪を犯しましたと」自白します。最後には刑務所の畑で花を植えるシーンが出てきます。
刑務所で過ごすことになりますが、家族と仲直りし面会しにきて話したり、好きな花の世話をできるようになったので逮捕されてアールは救われたのだろうと思いました。
えいがのおそ松さん

僕はおそ松さんはアニメの1話を観ただけで詳しくは知りませんでした(重要
ギャグアニメ、腐女子界隈で人気が高いからという理由で観ました。
ギャグアニメやギャグ漫画系は全然観ないのですが、この映画は純粋に面白かったです。ストーリーもしっかりしていてキャラ一人一人の個性も良かった。
後半で高橋さんの手紙が読み上げられるのだが、その内容に感動しました。「手紙っていいなぁ」と素直に思いました。
今ではSNSで気軽にメッセージの交換ができたり、スタンプや顔文字で感情も伝えやすいです。過去に小説を書いた経験があるので、感情をそのまま言葉に表現することは難しさは実感しています。
高橋さんの手紙は六つ子への感謝の気持ちが上手く表現されていました。このシーンは泣けるようなシーンでした。
ギャグだけじゃなくて、喜怒哀楽全て詰まった完成度の高い映画だと思いました。
オススメです。